〜哲学を契機とした姉妹都市提携〜

ここかほく市は、ドイツ・メスキルヒ市と姉妹都市提携を結んでいます。この提携は、平成の大合併によりかほく市が誕生する以前の旧宇ノ気町時代から受け継がれているものです。
哲学館の名誉館長でもある大橋良介氏がかつて、夏期哲学講座のなかで「ここ(宇ノ気町)はハイデガーの故郷であるメスキルヒ市(ドイツ)と雰囲気がよく似ている」とおっしゃいました。また、大橋氏は新聞にて両市町共に世界的哲学者の生まれ故郷であり、行政規模や自然的文化的風土が類似していることから“故郷の夕べが残る町”として宇ノ気町とメスキルヒ市のことを紹介されました。
その後、宇ノ気町は大橋良介氏にメスキルヒ市との姉妹都市提携の仲介を依頼。大橋氏の橋渡しにより昭和60年5月3日、メスキルヒ市において調印式が行われ姉妹都市提携が成立しました。
その後、平成15年まで18年にわたり、26回の相互訪問(延べ人数約450人)と活発な姉妹都市交流を展開してきました。
平成16年3月1日には宇ノ気町・高松町・七塚町の3町合併によりかほく市が誕生しましたが、合併協議の結果、かほく市はメスキルヒ市との姉妹都市提携を継承することとし、平成16年7月6日、新市名による再提携がかほく市において取り交わされております。
哲学館の敷地には、平成16年には新市による姉妹都市再提携、平成17年には宇ノ気時代からを含めて提携20周年を記念し、2本のおおしまざくらが植樹されています。そのほかメスキルヒ市から寄贈を受けた提携20周年記念プレートが設置されています。

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